7月29日〜8月1日、「チルドレンズドリーム」体験ワークショップを開催しました。
講師の村松裕子さんが掲げる「子供たちが考え表現する」ことが大きなテーマです。
公募で集まった子供たちは、初めての環境にドキドキ緊張しています。
最初は保護者も一緒に参加いただき、まずは心をほぐし、みんなと仲良くなるワーク。
自然に体が動き、声が出る、そんな状況を作っていきます。
今回は4日間のワークショップで、最後に発表会を予定しています。
テーマは「もしもデパート」!
どんな商品が売っていてもOKの、もしもワールドです。
十分にほぐれてきたら、子供たちからアイディアを募集。
どんな売り場があったらいいかなぁ〜?
1階 安い売場 2階 なんでも売場 5階 異人売場 0階 幽霊売場 6階 未来売場 9階 休憩所 10階 星売場
なんだそうです😆
他にも面白い案が出ましたよ。
真っ白売場 わかんない売場 国売場
2日目もウォーミングアップで体を使ったゲームから始まり(子供達にとっては楽しいゲームも、実は意図するところがあるのです)、もしもデパートのお話づくりが進んでいきました。
1年生は、なんでも売場でなりたいものになれる!ということで、1人1人から何になりたいか聞き取り。
2、3年生は、国売場でどんな国を売ろうか相談。 新しい国の物語を作ってくれました。
高学年4人組は、「もしも研究所」が子供たちの夢を叶えるために開発した商品を販売しているという、もしもデパートのコンセプトを設定してくれました😳
さらに、もしも研究所が開発したヒット商品をCM仕立てで紹介してくれました。
3日目には、屋上遊園地もできて、新型コーヒーカップやジェットコースターをみんなの身体を使って作りました。
結果、発表会は、なんと40分というボリューム‼️
子どもたちは毎日本当に楽しんでくれたみたいで、夏休みの想い出として胸に刻まれることでしょう。
子どもたち一人一人と向き合い、一緒に作っていくため、講師の力量がものすごく問われます。
子どもたちが自分の考えをのびのびと発して、受け入れられ認められる環境。ぶつかり合ったら自分たちで解決する、そして大人は教えるのではなく、子どもたちの選択をサポートする。
演劇教育という形をとりつつ、「他者に扮して言葉を発する」ための技術を伝授するのではなく、まずは「自分」で考えたことを伝え、それを演じる。
子供の頃に、その経験を積み重ねることがこれからの時代、いかに必要か。
大人にとっても、必要かもしれないですね。
「思考と発想と表現」
イリナミュージカルは、この体験ワークショップをもっと広げていきたいと考えています。
Comments